2015年5月2日
2015年5月2日(土)
The long and winding road ・・・・♪
ビートルズの旋律が頭の中でいつまでも旋回している。
49年ぶりのポール・マッカートニーの武道館公演。 行きたかったですね。
49年前には、ビートルズの武道館公演に行きました。 席も前から3番目のいい場所でした。
ビートルズ世代の観客は、今回の公演で涙を流していたそうです。 年をとった今、若き日々を思い出して胸を詰まらせる気持ちが理解できます。
ポールのアメリカ公演のDVDを見たのですが、アメリカ人達も感無量という感じで、泣いていました。
この涙の背景には人生の短さがあるんでしょうね。 そんな気がします。
先回のブログで趣味が少ないような印象を与えたと思いますが、実は多趣味と言えるかも知れません。 ただ飽きっぽいので、趣味レベルの活動は長続きしないだけです。
で、現在、ほとんどの事に飽きてしまって、いまだに飽きずに残っているのは読書ぐらいだ、ということなのです。
ポールの来日で思い出したのですが、若いときはバンドでドラムをやっていました。 独学でギターやベースやウクレレなどの弦楽器を楽しみ、ピアノやフルートも習っていました。
スポーツも、色々楽しみました。 変わったところでは、乗馬、ウィンドサーフィン、ヨット、射撃などの経験があります。 学生時代は、空手、柔道、剣道をやっていました。
どうですか? 多趣味のようでしょ? でも、どれも下手です。 どれも達人には程遠いところで、飽きていますからね。
ずいぶん無駄な時間を過ごしたものだという気もしますが、反面、色々試して良かったとも思っています。 飽きる前は人の何倍も入れ込んでやってましたから、それなりに楽しみました。
何をしても、何もしなくても時は流れ去ります。 そして、いつの間にか年を取っているのですね。 だから、ポールの公演に涙するわけです。 この涙が理解できないひとは、推理力が欠けているか、まだ若くて人生経験が少ない人だと思います。
若いこともいいことですが、年を重ねてこの涙が分かるのもいいものだと思います。 結構ロマンティックで、酔える感じです。 青年時代は後から振り返ったときに、しみじみとその良さが分かるものなんですね。
ちょっとノスタルジックになりました。 では、また。