2016年4月18日(月)
2016年4月18日(月) 彼は大物!
最近、彼のブームがやって来たようです。 彼には大物という言葉が良く似合う。 そう、田中角栄さんです。 先回ホセ・ムヒカ氏について書きましたが、角栄さんも凄い人です。 多分、日本には、彼のファンが多いでしょうね。 私も彼が好きです。
彼について少し知りたい方は、宝島社から出版された「田中角栄、100の言葉」をお薦めします。 最近、石原慎太郎さんが「天才!」という田中角栄さんを主人公とした本を書いたので、「角栄ブーム」が再燃したのかも知れませんね。
私も角栄さんが好きなので、いずれは「天才!」も読みたいと思っています。
今回は、角栄さんの言葉のなかで、教育に触れているものをいくつか紹介いたします。
「必要なのは学歴ではなく学問だよ。 学歴は過去の栄光。 学問は現在に生きている」
角栄さんは尋常小学校しか出ていませんが、総理大臣になりました。 なぜですか? そう、彼には学問があったんですね。 彼は自分で真剣に勉強したんです。 だから、総理大臣として大きな仕事をいくつもなしえたのです。
「暗記教育は古く、くだらないという人があるが、暗記は教育のなかで一番大切なことのひとつだと私は信じている」
いや~。 角栄さんは本当に分かっていますね。 教育のことまで分かっている。 凄いですね。
「大学に行くのはレッテルをもらうためというのでは困る。 入りたいものはどんどん入れて、そのかわり進級試験を厳しく行い、卒業するには国家試験に合格して、初めて大卒者の資格をもらえる」 角栄さんはこんな制度を検討していたそうです。
このシステムが実施されていたら、今の大学生の9割は大卒になれないでしょうね。 今は勉強もろくにせずに卒業し、「○×大学卒業です」と言って、くだらないレッテル(過去の栄光?)にしがみついている小物が多いですからね。
アメリカでも大人になってカレッジ・リングをしている者は、過去にしがみ付いているみっともない男としてバカにされます。
角栄さんは、「人間は働き、勉強する必要がある」と考えていました。
「働かない奴、勉強しない奴は親よりバカになる」
そうでうね。 学生だけではなく、社会人になっても勉強しなければダメですね。 角栄さんは色々勉強していました。 また、勉強だけではダメですね。 人間は、真剣に働くことによって多くのことを学びますからね。 だから働かない「引きこもり」は、親よりバカになって当然でしょう。
つい先日、中3の授業で「日中友好条約」が出てきました。 生徒達は誰も、この業績を残した田中角栄さんの名前すら覚えていませんでした。
こんな凄い男を知らないなんて。 日本の戦後の政治史のなかで燦然と輝くこの大物を知らないなんて。 少しだけ、田中角栄という男について教えておきました。
最後にもうひとつ名言を紹介します。
「人の一生はやはり運だと思う。 実力があってもダメなものはダメ。 努力と根気、勉強、こういったものが運をとらえるきっかけになる」
彼は人生からこういうことを学び取ったんですね。 頭が良いですよね。 「毎日勉強もせず、努力もせず、漫然と日々をすごしている人にはチャンスも訪れない、運をとらえるきっかけも得られない」と言っているのですね。
私も角栄さんからは教わることが多いです。
では、また。